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PLEYDEAD'S INSIDEが面白すぎて仕事が手につかない

最近、スマフォのホラーパズルアドベンチャー系ゲームにどハマりしている。リトルナイトメアから始まり、LIMBOに続き、新しくPLEYDEAD'S INSIDEもやり始めた。

 

このINSIDEって言うゲームがもうめっちゃくちゃに面白い。何でこれまでこんな面白いゲームをやり逃してたんだぁぁぁと軽く発狂できる位に面白い。簡単に説明するとINSIDEはある男が謎の施設から逃げ出す、ホラー要素と謎解きを含んだ横スクロールアドベンチャーゲームだ。

 

完全版は有料アプリで800円くらいするが、全然損しない。気になった方は序盤だけ無料でできるので、試しにプレイしてみては如何だろうか。

 

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ぶんきち - Mirrativ

 

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さて、大絶賛しているゲームではあるが、私はこのINSIDEに1つだけ言いたい事がある。もう正直に思いのたけを出来るだけ簡潔に短く要点だけを伝えると、「面白過ぎて正直仕事が全く手につかない」と言う事だ。

 

これはもはやINSIDE制作側の落ち度であると言わざるを得ないだろう。こんなに面白いゲームをやってしまったら、仕事に手がつかなくなる事なんてもはや火を見るよりも明らかだ。ユーザーに対する配慮の不足であるとも言い切れる。お陰様でここ数日、私は全く仕事に身が入らない。

 

デスクワークが主な私は職場に着くとまず、パソコンを立ち上げてメールをチェックする。ブラックコーヒーを飲みながら、ふむふむと難しい顔をしてメールを眺めるが、内容は全くと言っていいほど頭に入ってこない。そしてやや上空を見上げて思案する。ぶっちゃっけもう、帰ってINSIDEがやりたいなぁ...と。

 

これ以上ない程に見事な上の空である。しかし私はそれを周囲に諭らせてしまう様な未熟な人間ではない。眉間にシワを寄せ、深く考え込んでいる表情を作り込んでからINSIDEに想いを馳せる。時折、キーボードを叩き、マウスを操作してさも仕事している感を演出する事も忘れない。が、実際何にもしていない。難しい顔をしながらINSIDEの事をぼんやりと考えているだけだ。

 

しばらくすると上司が「例の件を打ち合わせしたい」と声をかけてきた。「例の件ですね...承知しました」と、短く返答し、すぐさまミーティングスペースへと移動する。

 

席に着くと早々に上司が例の件について、話をし始めた。私は姿勢をやや前傾に保ち、難しい顔をして「あなたの話を一言一句逃さず聞いている」感を巧みに演出する。

 

そして上司が熱心に話している間、ウンウンと頷きながら私はINSIDEに想いを馳せる。あの犬が追いかけてくる辺りのギミックは難しいかったなぁ...と。

 

そう、INSIDEのギミックは非常に凝っていて謎解きの要素とアクション性のバランスが絶妙にとられている。追いかけてくる人や動物、はたまたそれ以外の不気味な存在から単に逃げるのではなく、随所に散りばめられたギミックをきちんと駆使しなければクリア出来ない様になっている。このギミックがまた良くできていて、人間の発想や想像力、はたまた既成概念にまで問いかけるような大変奥深い仕上がりなっている。その仕上がりはもはやゲームの枠を超え芸術と評しても何ら差し支えない出来栄えで...

 

上司「って状況なんだけど、キミはどう思う?」

 

唐突に上司から問われる。

 

「そうですね...」と呟き、一瞬だけ上を見上げる。一体全体、例の件がどんな状況であるのか、私には皆目検討もつかない。INSIDEの事しか考えていなかったからだ。

 

しかし私はそんな事をおくびにも出さず、真っ直ぐ上司の目を見て「部長はどうお考えですか?」と投げかけた。

 

信頼を得たいのならば、自分で喋り過ぎない事だ。人は基本的に他人の意見を聞くよりも自分が喋りたいと言う欲求を内に秘めている。ビジネスマンの力量を推し量る指標として、三流は喋る、二流は聞く、一流は引き出す。と言う理論がある。私もまた、1人のビジネスマンとして今まさに上司の意見を引き出そうとしているわけだ。

 

すると上司が再び「私としては...」と言葉を紡ぎ始めた。上司が熱心に話している間、ウンウンと頷きながら私はINSIDEに想いを馳せる。今夜もINSIDEのゲーム配信をしちゃおう...と。

 

これはミラティブでの配信に味を占めているとも言い換えられる。INSIDEは素晴らしいゲームだ。一人で黙々とやっても勿論楽しいが、その楽しさを他人と共有する事は非常に意義のある行為であると感じている。INSIDEを通じて広がる人の輪。謎解きや隠し要素を誰かと協力して楽しむ。すると、コメントを介して様々な意見をもらえる。こうした状況がINSIDEと言うゲームをより味わい深い仕上がりへと昇華し...

 

上司「って方針で進めるのはどうだろう?」

 

どうやら上司の話に一区切りついたようだ。「そうですね...」と呟き、一瞬考えをまとめる様に照準する。一体全体、どの様な方針で進めるのか未だに私は皆目見当がつかない。早く帰って配信がしたいなぁとしか考えていなかったからだ。

 

しかし私はそんな事をおくびにも出さず、真っ直ぐ上司の目を見て「問題ないと思います」と答えた。

 

この時になってようやく、私はある重大なミスをおかしていた事に気がつく。場はすでに「ところで例の件って何の件ですかね?」とはとてもじゃないが言い出せない雰囲気になってしまっていると言う事だ。

 

上司「じゃあこの件はキミに任せるね」

 

私は発作的に上を見上げた。

 

「所で、例の件って何の件ですかね?」と言うチャンスは恐らく今を逃せば訪れないであろう事は想像に難くない。私はそっと目を閉じ、何かを決心した様に答える。承知しました...と。

 

こうして私はただただINSIDEに想いを馳せている間にもどうやら新しい仕事を手に入れてしまったらしい。うん。仕事に趣味に精を出すのは良い事だ。うんうん。とりあえず、今日は帰ってINSIDEをする事にした。台風も来てるし。今日はそんなお話でした。