ただひたすらにゲームの話をするだけのブログ

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誰も見ていないMirrativ配信でひたすら喋るという修行

最近、Mirrativ (ミラティブ) と言う配信サービスでゲーム実況を始めてみた。「配信者になって人気者になりたい!」とか「あわよくば有名になりたい!」なんて大それた目標がある訳ではなく、「ゲームをやっているところを誰かに見ていてほしい」と言う超ぼんやりした理由で始めてみた。

 

一応、紹介をしておくとMirrativはスマートフォン 1台で手軽にゲーム配信ができる事を売りにしているアプリだ。「PUBGm」「アイデンティティ」「荒野行動」「フォートナイト」等々の人気の高いゲームから割とニッチなゲームまで幅広く、様々な人が配信をしている。

 

私は半年前くらいから登録していて、他の人の配信を見るのに利用してきた。ただ私自身ゲームは見ているよりもやる方が好きな質なので、「自分でも配信してみたいな」と言う思いが日に日に強くなってきた。

 

個人的な考えだけどゲームってやっぱり、誰かと一緒にやるのが楽しいんだと思う。一人で黙々とやるよりも、あーだこーだと意見を出し合ったり、協力したり対戦したりする方がゲームは面白い。

 

Mirrativを始めれば誰か定期的に見に来てくれるかもしれない。コメントくれたり、フォローしたりされたりして友達が増えるかもしれない。オススメのゲームを教えあったりもしたいなぁなんて、そんな淡い期待は配信開始からわずか5分で盛大にぶち破られる。

 

そう。誰も見にこないのだ。

 

いや、始めたばかりでね。何かで宣伝をしている訳じゃないし、そう都合よく誰かが直ぐに見に来てくれるとは私も思っちゃいないさ。思っちゃいないけど、予想以上に誰もこない。

 

体制は万全に整っている。誰かが入室すればポップアップ通知が出るので、その瞬間が来るのを今か今かと待ち続けている。誰かが入室したら「こんにちわー!初めましてー!良かったゆっくり見ていってくださいねー!」と元気に挨拶を繰り出す準備は万端過ぎるほどに出来ている。いる。いるのだが、誰も来ないのだ。

 

配信を開始してわずか10分で私は深く後悔をした。「やってれば誰かくるっしょ!」なんて楽観的に考えていた過去(10分前)の自分を責めた。

 

それでも変にまじめだから配信中はひたすらと明るい声で「いやーここが難しいんですよね!」とか「結構僕も上手くなってきたと思うんですよ!」とか、一人でひたすらに喋り続ける。事前にきちんと調べていた「ゲーム実況での喋り方のコツ」を誰も見ていない画面にむかって惜しみなく実践していく。

 

自然と涙があふれてきたのは15分を過ぎたあたりからだった。そもそも配信するゲームを間違えたかもしれないなんて考えも湧いてくる。無難に人気のあるPUBGmとかやっておけば良かった。奇をてらってGetting Over It (ツボにはまったおじさんがひたすら山を登るゲーム)なんてやったのは失敗だったのかもしれない。

 

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ツボにはまったおじさんの図。

 

冷静に考えればわかっていたはずだ。自分の貴重な時間を割いて配信をみるのだから人気があるゲームで盛り上がっている配信を見たいのが人情だろう。誰が好き好んで、アラサーのおじさんがツボにはまったおじさんを操作するおじさん尽くしのゲーム配信を見るというのか。少なくとも自分だったら見ない。

 

配信開始から20分が過ぎる頃にはすっかり最初の勢いを失い、精神的なダメージと猛烈な喉の渇きから「あー」とか「うー」しか言葉を発せないほどに私は心身ともに激しく衰弱していた。涙もとうに枯れた。それでも変にまじめだから誰もみてない画面に向かって「今日はこの辺りで終わろうと思います。ご視聴ありがとうございました。」と言葉を紡いだ。その時になってようやく、配信開始のボタンがきちんと押せていなかった事に気が付いた。

 

配信できてなかったんかい!!

 

盛大なセルフツッコミが空を切り、私はそのままソファーに突っ伏した。気を取り直して配信を始めてみるとチラホラと見に来てくれる人が現れ、コメントやフォローしてくれる人もできた。些細な事でもコメントを貰えると嬉しい気持ちになった。

 

個人的な考えだけどゲームってやっぱり、誰かと一緒にやるのが楽しい。一人で黙々とやるよりも、あーだこーだと意見を出し合ったり、協力したり対戦したりする方がゲームは面白い。

 

Mirrativを始めると誰か定期的に見に来てくれる。コメントをくれたり、フォローしたりされたりして友達が増える。オススメのゲームを教えあったりもできる。ゲーム好きな方はぜひ、Mirrativを始めてみてはいかがだろう。なんて言ったらなんだかMirrativの回し者みたいになってしまった。今日はそんなお話でした。